彩り文字® 色あそび短期集中講座
講座の中で出た質問と、その答えをまとめています。
同じところで手が止まる方が多いので、気になったときに開いてみてください。
質問が出るたびに、このページに足していきます。
絵の具をどれくらい溶かせばいいか分かりません
いちばんのコツは、絵の具をケチらないことです。
少なめにして足りなくなると、結局書けなくなってしまいます。多めに溶かして、残ったらそれで練習してください。
どのくらい要るかは、こんなことで変わります。
ですので「これくらい」とは言えません。ケチらずに溶かしながら、自分の適量を見つけてください。
絵の具が減ってきました。どこで買えますか
単品で買うことをおすすめします。
セットで買う場合はAmazonなどからでも買えますが、彩り文字のセットとは違う内容になります。彩り文字の12色セットはオリジナルのセットなので、同じものは売っていません。
どこで買っていただいても大丈夫ですが、参考までに、単品で買える場所を1つご紹介しておきます。
差し色に使っている絵の具が、ベースの色と混ざってしまいます
パレットの中の差し色に、ベースの色が混ざらないようにしたいのであれば、一回ずつキッチンペーパーで拭き取ってください。
でも私は、混ざったら混ざったでいいと思っています。混ざった色もよし、と思う方がいいです。その混ざった色も一つの作品の中のものとして、そのまま書き足していく方がいいと思っています。
同じ色がもう一度作れません
顔彩は、こんなに色が変わります。
どれも違います。ですので、経験的に体験しながら身につけていくものだと思ってください。
できることがあるとすれば、実際に書いて「乾いたらどのくらいになるか」のサンプルを作っておくことです。濃いとどうなるか、薄いとどうなるか。自分の中の参考になります。
必ず同じように出すのは難しいのですが、参考として作ってみるのはおすすめです。
ベースの色の量と濃さが分かりません
量:はがき1枚に書く場合は、パレットやお皿の中で、色水が動くぐらいの量を作ってください。書く字の大きさや数でも変わります。
濃さ:この濃さでなくてはいけない、というものはありません。差し色がにじみにくかったら、濃すぎです。水を足してください。
ベースの顔彩が薄めだと、透明感のある表現になって、にじみやすくなります。濃いと、存在感のある表現になりますが、差し色は見えにくくなります。その場合は、差し色も濃いめにしてください。
胡粉を入れると、もやもや・マーブルになります
胡粉は粒子が少し粗めなので、ひとりでに広がって、もやもやになります。それが胡粉の味です。
水分の量が難しいです
薄すぎても濃すぎても、組み合わせで変わってきます。とにかく自分でいろいろ試してみてください。
基本の考え方は、この2つです。
それとは別に、紙の上の水分が少ないと、絵の具が濃くても薄くてもにじみません。
水分が多すぎたときは、どうやって取りますか
水筆の水分をよく取ってから、紙の上にそっと乗せます。そうすると水分が取れます。
広い面積を取りたいときも同じで、そっと乗せてください。筆先だけの方がいいです。
💡 2回目には、そういった話もします。
あけみん先生のように、きれいににじみません
にじむのは、ベースが濡れている間だけです。
乾いてから色を入れると、にじまずに入れた形のまま残ります。点々が点々のまま残っているときは、たいていこれです。
字の真ん中に、色の境目がくっきり出てしまいます
彩り文字では、これで全然ありです。彩り文字の先生の作品にも、この線はたくさん出ています。
水彩画だとすごく気になる線だと思いますが、出ていてよし、という目で見てみてください。少し離れて全体を見ると、気にならないと思います。
出てくる理由は2つあります。
字のふちが、ギザギザになります
ベースが乾きかけたところに上から色が入って、水分が字の端まで届かなかったときに、手前でギザギザの線になります。
私の作品にも出ています。
気になるときは、こうしてください。
最後の仕上げの色が、きれいに入りません
コツは、少し濃いめにすることです。
途中で入れていた差し色よりも、濃いめの絵の具を使ってください。
元の顔彩から色を取って、色を濃くしてから書くくらいのつもりで加えてください。
仕上げに入れるときは、マットに、入れたい色がそのまま出てくる形がおすすめです。
水を吸い取ったら、色が真ん中に全部寄りました
水分を取った位置は水分が少なくなるので、そこに色が流れてきます。どこから取るかを意識して取りましょう。
真ん中に色が寄ったら困る場合は、周りから水分を取ってください。
どうやったら、うまく書けますか
これは正直にお伝えします。「この濃さで、こうすれば必ずできる」というものではありません。
私でも、今日書けないことがあります。
濃かったらできるものでもなく、薄かったらできるものでもありません。いろいろ書いてみて、自分でつかんでください。
何度も書いて、うまくいかなかったときはまた書く。私もそうやっています。
これで合っているのか、正解が分かりません
正解はありません。
自分が見て、つるっとした丸ではなく、ギザギザっと広がっていると感じられたら、それが正解だと思ってください。
せっかく出た雪の結晶が、乾いたら消えてしまいました
書いている最中にいいと思っても、乾いたらいまいち、ということはあります。
逆に、乾く前はいまいちだと思っていたのに、書き上がったらいいなと思うこともあります。
どちらもあります。そして同じものは書けません。その偶然を楽しんでください。
濃度で言うと、どちらも濃いめの方が綺麗に残るかなとは思っています。ただ、それも必ずではありません。
練習用の紙は、ホワイトワトソンでなくてもいいですか
線の練習は、まるまんなど普段の紙で大丈夫です。
ただし、作品として出すときはホワイトワトソンを使ってください。
ホワイトカードとホワイトワトソンは、何が違いますか
ホワイトカード(100円ショップのもの)は、水彩紙ではありません。
そのため、水をシュッと吸ってしまって、にじみません。シミのように、カビのように見えることがありますが、紙のせいです。
ホワイトワトソンは水彩紙なので、水分がとどまってくれて、にじみます。
紙が、うにゃーっと丸くなってきます
なります。水分をたっぷり使うので、そうなるものだと思ってください。
対策はマスキングテープです。真ん中を止めて、動かないように・浮かないようにします。端に水がたまっていくのも止められます。
紙がぶよぶよします
水分多めで書くと、どうしても紙がぶよぶよします。
対策としては、もう一つ厚いホワイトワトソンの300を使うか(今使っている人が多い190の約1.5倍の厚み)、ブロック紙といって、周りが固めてある紙を使うと、なりにくくなります。
「漢壁」の筆の毛が抜けます。私の扱いが悪いのでしょうか
抜けます。扱いが悪いわけではありません。
しばらく使っていると、軸のところが割れてきます。これも、割れて悪いわけではありません。中国の筆なので、割れてくるものです。
もう少しすると、また抜けたりもします。
ただし、ちゃんと洗ってください。顔彩は固まります。洗っていないと、だんだん根元が固まってきてしまいます。
ベースの字は、ナイロンの筆で書いてもいいですか
ベースの字は、漢壁の筆で書くのがおすすめです。
漢壁は水分と絵の具をたっぷり含むので、乾きにくく、ベースの字が書きやすいです。
ナイロンの筆は水分の含みが少ないので、乾きやすくなります。
筆を洗いながらだと、進みにくいです
絵筆を増やしてください。
色ごとに分けて持っておくと、洗う手間がなくなって進めやすくなります。
外から書き足す線が、細く書けません
筆を変えるのが、いちばん早いです。
彩り文字の筆(漢壁)は先だけを使わないと太くなるので、細い絵筆で書く方が書き足しやすいです。
漢壁で書くなら、本当に先だけを、注意深く使ってください。私は細い絵筆をおすすめします。
差し色は、細い筆の方がいいですか
そんなことはありません。
広い面積で入れたければ大きい筆でも全然いいですし、細いところにちょんと入れたいなら細い筆の方が入れやすい、というだけです。
小さい点で入れなければいけない、ということはありません。
差し色の点が、思ったより大きく広がってしまいます
筆に含んでいる絵の具の量が多いと、ばっと広がります。
水分が多い・薄い・濃いではなく、量の問題です。
調節したいときは、パレットのふちで筆の絵の具を切ってください。それだけで小さくなります。
パレットや筆は、どうやってしまっていますか
画面で見てもらった色の濃さは、合っていますか
正直にお伝えします。画面越しでは、本当に濃いか薄いか(絶対値として)は、正確には分かりません。
お使いのモニターやカメラの性能で変わってしまうからです。実際のところは、自分の目で見るしかありません。
私が画面で見てお伝えしているのは、他の色とのバランスや、絵の具の動きから、トータルで考えたものです。
色の濃さは、必ずしも合っていないかもしれません。最後は手元のものを見て決めてください。
スマホで見ると、Zoomの画面が縦長で小さいです
スマホを横向きにしてください。横向きにして、一度画面を立ててください。立てることで、どちらが下かをスマホに認識させてから使うと、横長の大きな画面で見られます。
文字の中に、お花などの絵を入れてもいいですか
彩り文字は、文字の中にお花を入れることが、ルールの中ではNGになっています。
ご自分が筆文字作品として書くときはかまいません。でも、彩り文字としてはNGだということはお伝えしておきます。
私も、当然のように文字の中に絵を入れて「これはダメ」と言われました。私自身はいいなと思っています。ですので、線があるということだけお伝えしています。
⚠ 今回、「彩り文字を練習しています」という中でお花が書いてあっても、それは練習中なので、出してはいけないということはありません。
作品をインスタなどのSNSに出してもいいですか
大丈夫です。この3回のシリーズで書いたもの、「あけみんから彩り文字を習っています」という形で出していただけます。ミク先生からも、いいと言っていただいています。
「彩り文字を勉強しています」という出し方も大丈夫です。
色見本はもらえますか
彩り文字では色見本をお渡ししていません。協会としても渡さないことになっています。
そのかわり、ご自分の練習用に「この色とこの色を混ぜたらこうなる」を作っておくと参考になります。
ただし、同じ色を出そうとしても、本当に出ません。同じ色にこだわると進まなくなってしまうので、参考程度に。
迎え技法で書いたら、線がひょろっと出て、おかしくなりました
元の字の先が、丸く太いままだったのかもしれません。
先が丸いところに外から線を迎えると、毛がぴょんと生えたようになってしまいます。
先が丸いときは、先に色を引き出して細くしてから、外から迎えてください。

迎え技法は、長い線を入れることが目的ですか
長い線を入れることが目的ではありません。
迎え技法は、文字の外側から、文字の中に色を入れる技法のことです。
一か所でも、二か所でも、自分が表現したいところに使ってください。長い線につなげることもできます。
外から迎えるのと、中から引っ張り出すのは、何が違いますか
先端の色が違ってきます。

先端の色をはっきり出したいときは、外から迎えてください。混ざった色がいいなと思うときは、引っ張り出しても大丈夫です。
乾いてから入れる点々は、どこに入れたらいいですか
正直に言うと、決まりはありません。最後は感覚です。
私が見ているところは、3つあります。
点々は、何色を入れたらいいですか
今その作品で使っている色か、その同系色を入れるのがおすすめです。
全然違う色を入れるのは難しいので、まずはここから。
光として入れたいときは、黄や胡粉がいいです。
思うようなにじみが出せません。乾き具合も分かりません
いろんな字を書くより、同じ字を、同じ色で、何度も書いてみてください。
二度と同じようには書けません。絵の具の濃さ、色を入れるタイミング、乾き方で、毎回違うものになります。
そのときに「何が違ったんだろう」を自分でつかむのが、いちばん上達します。
よく「作品展に出すと腕が上がる」と言われます。
その理由は、納得いくまで同じものを何度も書くからです。ふだんの練習でも同じことをすると、つかめるようになりますよ。
胡粉を書き足しても、あまり目立ちません
黄色の上に胡粉は、もともと目立ちにくいです。どちらも明るい色だからです。
胡粉で目立たせたいときは、もっと濃く溶いた胡粉を入れてください。溶いた色が薄いと、乗せても出てきません。
色にこだわらないなら、乾いてから濃い色(青など)を入れる方が、はっきり目立ちます。
どの色を入れるかは、何のために入れるかで変わります。光を見せたいのか、アクセントが欲しいのか、で選んでください。
2文字・3文字の時は、どうしますか
2文字・3文字のときは、文字を少し小さめに書く・文字と文字をくっつけて書く・配置を考えて書くようにしてください。
2文字の場合は、一本の中心線にそろえて書くより、少しずらしてジグザグに書くイメージだと収まりやすいです。
3文字の場合は、どれかの文字を少し小さくすると収まりやすいです。
文字をたくさん書きたい場合は、はがきだとかなりきついので、大きな紙を使ってください。ホワイトワトソンにも大きい紙があります。はがきより一つ大きいのがサムホール、その上がF4です。
乾いてから文字の上に入れる差し色が、いまいちです
乾いてから、ベースの文字の上に入れる差し色は、濃いめの色で入れましょう。胡粉も使えます。
薄いと、入れたところが輪郭だけになります。
差し色を、どのくらい足したらいいか分かりません
離れて見て、単調だなと思うところから足してください。
ベースに足すなら、乾く前に入れましょう。乾いてから足すときは、少し濃いめの色を点々と、にじませない方法で入れると、差し色が映えます。
後から足した線(シルバーなど)が、止まって見えます
もう乾いてきていたからだと思います。乾いてから足すと、にじむようには入らないので、点々と上から書き足す方法になります。
後から足す色は、少し濃いめにしましょう。シルバーを足すのも効果的です。
近くで見るといいのに、離れて見るとがっかりします
離れて見ると、全体を見ることになるので、色が足りないところや単調なところが見えます。
そこに手を入れて、もう一手間かけると、さらに良くなります。
字が片側に寄って、反対側に隙間ができました
1枚で直すのは難しいです。紙を切るのも一つの手です。
または、反対側と同じ線(渦巻きなど)を何重にも書き足して、遊びを入れる方法もあります。恐る恐るではなく、思い切ってやってみてください。
はみ出させるときは、どの筆を使いますか
水だけの水筆を使ってください。筆に色は入っていません。
はみ出させても、はみ出しません。シュッとなりません
はみ出させたいところの空間を、空けておきましょう。はがきに書いて右にはみ出させたい場合は、少し字を小さくして右を空ける方が、はみ出させやすいです。
筆は腹を使って、横向きに動かします。押し付けすぎず、斜め上に力を抜きながら、シュッと抜いてください。
はみ出させたら、色がなくなります
ベースの色が薄いのかもしれません。もう少し濃くしてみてください。
散らしが均等になって、燃えているみたいになりました
小さい点を足して、近いところ・遠いところを作ってください。
散らしの方が、文字より強く見えます
色の濃さが同じすぎるのかもしれません。濃淡をつけるか、散らしを薄めにしてください。
散らす点を、文字の中に入れてもいいですか
入れてもいいです。濡れているときなら、にじんで濃淡が出ます。乾いてからなら、にじまない点として入れることができます。入れるタイミングで表現が変わります。
はみ出させる量は、どのくらいがいいですか
はみ出させる量が多くなると華やかになりますが、文字は読みにくくなります。どのくらいにするかは、自分がどんなものを表現したいかで決めましょう。
クラッカー技法の点は、どこに入れたらいいか分かりません
点の色の濃さや大きさを変えてみてください。
書いた線の上にも、点を載せていいです。線を避けて書いている人が多いですが、線の上にも載せると、奥行きが出ます。
散らしの流れ(風の向き)は、どう考えたらいいですか
自分で風の向きが見えていればいいです。
風がどこからどこへ流れているかを先に決めて、その流れに沿って散らしてください。
点苔の大きさや位置は、どうしたらいいですか
大きさはそろえない方がいいです。小さすぎると効かないので、1〜2個は「見えるよ」くらいの大きさに。全部大きいとうるさくなります。
文字から離しすぎないようにしてください。大きくするなら、文字に近いところに。
点苔法って、何ですか
もともと水墨画の言葉で、木の苔を点で表す技法です。彩り文字では、文字の外に点で差し色を入れる使い方をしています。
点苔法は、どうやって練習したらいいですか
入れる前に写真を撮っておくと、入れた後と比べられて、入れる位置の練習になります。
練習なら、入れ直してもいいです。水をつけてティッシュで拭くと、8割くらい取れます。